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快晴の御坂黒岳

  • 執筆者の写真: naky
    naky
  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

【日程】2025年11月21日(金)

【行程】都内 (車)6:00 → 三ツ峠入口登山口 7:35/7:48 …1190m 地点 8:25/8:29 … 大岩 8:42/8:54 …南尾根分岐 9:12/9:34 … 1154m 地点 9:52 …黒岳展望台 10:51/1140 … 黒岳 11:43/11:52 …コブ岩ノ頭[1646m] 12:22/12:24 …旧御坂峠 12:52/13:02 … 1190m 地点 13:30/13:40… 三ツ峠入口登山口 14:19/14:35 →ロイヤルホテル河口湖(温泉と休憩)→ 都内 17:30

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 富士山の北、御坂山塊の最高峰、黒岳に行ってきた。ここ数日冬らしい冷え込みとなり早朝の出発は気が重いが、空を見上げれば雲は無い。眺望に期待できそうだ。


 中央高速から河口湖方面へと朝日に輝く紅葉の山々や富士山を眺めながら、予定より早く三ツ峠入口登山口に着いた。朝の山間部は 0℃以下に冷え込んでいた。登山道を少し登ったところにある「森林文化の森・川口の森」の看板前を左折して板取沢コースへ入った。石や木の根が落ち葉に覆われた急坂を登っていく。 この季節ならではの歩き難い道である。 日陰でひんやりとする。途中、 小さな流れを渡渉してしばらく沢沿いを進んだのち、左の斜面をジグザグに登って行った。大岩を回り込むとだんだんと青空が近づいてくるが、岩場やロープが下がる急坂が続く。一歩間違えれば滑落しそうで、緊張の連続。やっと南尾根分岐に着いた。しかし、ほっとしたのもつかの間、黒岳に向けてはさらに岩場やロープの急な直登が続く。10 分ほど歩いたところで視界が開け、振り返ると富士山が見えた。その後は、前方に高くそびえる黒岳を目指してひたすら急登をこなし、 1 時間半余りでやっと黒岳展望台に着いた。 快晴の空、無風。最高の天気だ。河口湖の向こうに裾野を大きく広げた富士山が輝いている。西側には南アルプスの山々の連なり、東側には三つ峠山が大きく見える。登り切った達成感で、素晴らしい景色を見ながらゆっくり昼食をとった。


 黒岳山頂は、 展望台からほぼ平坦な道を 5 分ほど歩いたところにある。木々に囲まれて眺望はない。ここからは旧御坂峠を目指して下るのみ。黒岳直下からは岩が点在する急な坂を下る。北斜面なので霜柱があちこちに見られる。1646m のコブ岩ノ頭まで下ると少し平坦になり、 振り返れば黒岳が聳え、富士山の全容が木々の間から確認できた。 その後 1 時間程、 穏やかな道を下ると旧御坂峠に着いた。 「御坂不動」のお社と、 河口湖から甲府への昔の峠道だった頃のなごりか?廃屋となった立派な御坂茶屋があった。ここからは急斜面にジグザグの道がつけられた、その峠道を下って行った。落ち葉に覆われ、狭いトラバースもあり、気が抜けない道であったが、紅葉・黄葉の木々を楽しみながら、三ツ峠入口登山口に戻った。

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 この会山行の企画書には、 「山頂に至る途中には、渡渉、岩場、ロープ、急な直登等バリエーション豊かな登山路が続き」と書いてあったので、少し迷ったが行くことにした。確かにその通りの登山路ではあったが参加して良かった。快晴の秋の一日、素晴らしい眺望を楽しむことができた。

 
 
 

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