
北多摩山の会
登山届の書き方・提出
登山届の提出先、提出方法
登山届の提出先
登山届は、北多摩山の会、参加メンバー、家族、および所轄警察署等登山届提出窓口に提出してください。登山口にも提出用のポストはありますが、事故発生時の初動の迅速化のため、オンライン提出が有効です。オンライン提出は、所轄警察署にオンライン提出先がある場合と、公益社団法人山岳ガイド協会が運用しているオンライン提出窓口「山と自然ネットワーク コンパス(mt-compass)」などがあります。
家族・知人と登山計画の共有を行うためにも、オンラインシステムを利用した登山届が有効です。
mt-compassの登山届では、計画提出者に対しては下山予定時間から3、5、7時間後に下山通知の督促が行われます。もし、7時間以降下山通知がされない場合は、mt-compassに設定された緊急連絡先(家族、知人等)に通知が行われ、登山届提出先の警察・自治体への捜索相談が促されます。
上記コンパスと連携している自治体・警察
https://www.mt-compass.com/jichitai.php
連携していない県(2025年6月15日現在)
秋田: https://www.police.pref.akita.lg.jp/kenkei/news/tozantodoke
茨城: https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a06_shinsei/mountain_climbing/
大阪: YAMAPと連携されたそうです
奈良: https://www.police.pref.nara.jp/0000000011.html
高知: https://www.police.pref.kochi.lg.jp/category/mokuteki/tetsuzuki/tozan/
福岡: https://www.police.pref.fukuoka.jp/tiiki/tiiki/M_report.html
熊本: https://www.pref.kumamoto.jp/site/police/8751.html
長崎: https://www.police.pref.nagasaki.jp/police/shinsei/tozan-keikakusho/
佐賀: https://www.police.pref.saga.jp/kurashi/machizukuri/_3538.html
沖縄: 沖縄県警にご確認ください
参考: 埼玉県警 埼玉県外の登山届提出先
https://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/kurashi/tozantodoke_saitama_outside.html
山行計画書(登山届)の書き方
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会員が山行を行う場合は山行計画書を作成し、会に提出する。
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計画書は所定の書式(様式D)の最新版を使用する。非会員を含むパーティで計画書が別途作成される場合はそれ(統一計画書)を用いる。
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計画書は、山行の1週間前までに提出する。なお、やむを得ない場合は、遅くとも出発日の2日前までに提出する。
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山行時、計画書は2通(緊急連絡書添付用、自身控え)を所持する。電子申請ではなく登山口で提出する場合はさらにもう1通を用意する。
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自分とパーティのメンバーを守るため、計画書は丁寧に作成する。
①作成日・提出日…提出日は労山基金適用要件。
②作成者……………山行当事者に限る。
③登山形態…………日帰りハイキング、小屋泊縦走、岩トレ、沢登り、クライミング、ピークハント等々。
④山行の種類………会山行、個人山行、ツアー(主催者名)など。
⑤行動予定…………日毎に記す。交通経路、宿泊先及び電話番号、計画書の送付先及び日時・電話番号など。
⑥地形図……………国土地理院1/25000図(昭文社「山と高原地図」は不適)。
⑦下山報告日時……任意だが、下山日の20時を遭難みなし時刻とする。
⑧下山連絡先………山行部(2024年例会より運用開始) 事前に計画書を提示して了解を得る。
⑨メンバー表………任務欄にCL、SL、Lなど。
パーティのリーダーの記載は必須。氏名はフルネーム。生年(西暦)を使用。携帯番号はメンバー本人のもの。緊急連絡先は関係(自宅、妻など)を明記。非会員についての記載は省略可。ただし非会員であってもリーダーの任にある者については全項目を必須とする。また会員がリーダーの場合は、すべての非会員の全項目を下山報告先の会員に開示する。
⑩個人装備…………具体的に。
⑪非常食……………1食は必携。
6. 山行計画書(登山届)のファイル名
出発日+山名+"-"+提出者+「計画書」
例)20250705倉岳山-〇〇計画書.docx
例を参考に、ファイル名を設定してください。
※長野県・山梨県・岐阜県・富山県は条例により県知事宛て山行計画書の提出を義務付けている。いずれも県警HPを窓口として、電子申請あるいはメールアドレスなどが記載されており、会の書式の計画書をそのまま送付できる。有事の際は行政側でただちに参照されすみやかな対応が可能となるので、登山口での投函より利用のメリットは大きい。
※計画書の記載漏れは労山基金運営委員会により基金適用外とみなされる場合がある。
(2023.02.22: 2019.6.19運営委員会「山行計画書の書き方」を補訂。
2025.07.05: 下山報告先、ファイル名の注記追加)
「山と自然ネットワーク コンパス(mt-compass)」の使い方
行動予定の山行計画は、mt-compassなどのルート検索を用いると簡単です。
一般的な参考タイムが表示されます。個人の力量に合わせて適宜調整して山行計画を作成すると良いでしょう。
参考タイムx1.0〜x1.2程度の山行スピードで、休憩時間もしっかり入力し、予定下山時刻+1時間でも公共交通機関が利用できる計画を検討しておくと、突発的なアクシデントがあっても、ある程度余裕が見込めるので安心です。
山小屋泊などの場合は、14時(午後2時)ごろまでに小屋に入ることを目安に作成するようにしてください。
mt-compassの場合は、北多摩山の会の山行計画書ファイルを「外部の登山計画または名簿を添付」欄にアップロードしておくと良いでしょう。
mt-compassの計画作成詳細は、アプリのPDF資料「mt-compassの説明書=コンパスWEB画面ルート作成」を参照ください。