【北海道・日本百名山】雨を越えて目指す夢の島山!利尻山(鴛泊ルート)登山と絶景&島グルメを満喫する旅

日本最北の離島・利尻島にどっしりとそびえ立つ、日本百名山の一峰利尻山(りしりざん・標高1,721m)へ行ってきました!
「利尻富士」の美しい別名でも知られるこの山は、海抜ゼロメートルに近い登山口から一気に山頂まで登り詰める、日本でも屈指の本格的なアプローチが魅力です。今回は雨とガスが立ち込めるあいにくの天候でのチャレンジとなりましたが、雨に濡れて瑞々しく咲く高山植物や山の静寂、山頂での奇跡的なシャッターチャンス、そして下山後の極上島グルメまで、利尻島の魅力を余すことなく堪能する旅となりました。変化に富んだ人気コース「鴛泊(おしどまり)ルート」の詳しい様子や、離島登山ならではのポイントをたっぷりとお届けします!
利尻山(鴛泊コース)登山の魅力と特徴
利尻山は、海から一気に山頂へと立ち上がる独立峰ならではの圧倒的なスケール感と豊かな自然環境が魅力の山です。
海抜ゼロからの圧倒的なスケール感: 登山口となる野営場から山頂までの標高差は約1,500m以上!急登が続くため登りごたえ、歩きごたえともに抜群のコースです。
固有種・高山植物の宝庫: ここでしか見られない幻の花「リシリヒナゲシ」をはじめ、初夏から夏にかけて可憐な高山植物が咲き誇る「花の百名山」としても有名です。
下山後の極上島グルメと温泉: 登山を楽しんだ後は、港周辺で味わえる超新鮮なウニ丼や海の幸、地酒の飲み比べ、そして疲れた体を癒やす温泉など、アフター登山の楽しみも尽きません。
今回のルートとタイムスケジュール
今回は利尻島の玄関口・鴛泊(おしどまり)側の拠点となる野営場をスタートし、長官山・避難小屋・九合目・沓形(くつがた)分岐を経て北峰山頂を目指す、最もメジャーなピストンルートを歩きました。
登りコース: 利尻北麓野営場 > 甘露泉 > 四合目 > 六合目 > 七合目 > 長官山 > 利尻岳山小屋(避難小屋) > 九合目 > 沓形分岐 > 利尻山北峰(山頂)
下りコース: 山頂 > 沓形分岐 > 九合目 > 山小屋 > 長官山 > 七合目 > 六合目 > 四合目 > 登山口(野営場)
【1日目・前夜】雨の幕営地で静かに過ごす前夜

利尻島へ到着し、まずは翌日の登山口となる「利尻北麓野営場」へ向けて移動を開始。途中の街でガスカートリッジや翌日の行動食(昼食用のパンなど)をしっかりと買い出し、準備を整えます。
緑豊かな野営場に到着して受付を済ませ、さっそくテントを設営。早めの夕食を済ませた頃にはしとしとと雨が降り始め、夜が更けるにつれて風も強まり、雨脚も強くなってきました。「明日の登山は無事に登れるだろうか…」と不安になりつつも、翌朝の無事を祈りながらテントの中で早めに休むことにしました。夜中に一度目が覚めた時には風がぴったりと止んでおり、少しホッとしながら朝を待ちます。
【2日目】雨と霧の静寂を行く!花々を愛でながら山頂へ
翌朝も小雨が降り続く空模様でしたが、風がすっかり収まっていたため予定通り早朝から行動を開始することにしました!
1. 樹林帯を抜け、長官山から高山植物咲く尾根道へ
野営場を出発し、名水で知られる甘露泉を過ぎると、最初はしっとりとした深い樹林帯の中を黙々と登っていきます。
標高が上がるにつれて少しずつ木々の背が低くなり、長官山周辺に差し掛かる頃には一気に周囲が開け、可憐な高山植物たちが目に入り始めました。天候はあいにくのガス空でしたが、雨粒を纏って色鮮やかに咲く花々をじっくり観察しながら歩くのは、とても贅沢で楽しい時間です。無人の「利尻岳山小屋(避難小屋)」を越えると、徐々に傾斜が増して本格的な急登へと変わっていきます。
![]() | ![]() |
2. 九合目から沓形分岐へ!一瞬見えた奇跡の大パノラマ

標高1,000mを越えると、いよいよ登山も佳境を迎えます。足元に注意を払いながら、一歩一歩高度を上げていきました。
途中で目指していた名花「リシリヒナゲシ」を慎重に探しながら歩いたものの、残念ながらこの段階では発見できず。気を取り直して最後のひと頑張り、急登を登り切って無事に利尻山(北峰山頂)へ到着しました!山頂周辺は真っ白なガスに包まれ視界ゼロの状態でしたが、諦めずにじっと息をのんで待っていると、風の流れで一瞬だけスーッとガスが切れる奇跡の瞬間が訪れました!そのわずかなチャンスを逃さず、荒々しく切り立った南峰や幻想的
なローソク岩の姿をカメラに収めることができ、大感動の瞬間となりました。
3. 日差しがないからこその快適な下山と静けさ
山頂で一瞬の絶景を満喫しながら昼食をとった後は、慎重に下山を開始します。
晴天時の利尻山は日光を遮るものがなく猛烈な暑さとなるため熱中症対策が必須ですが、この日は涼しい気候だったおかげで喉の乾きも抑えられ、体力を消耗せずに快適なペースで下りることができました。雨の影響もあってか全体的に登山客が少なく、終始静かで穏やかな山歩きを堪能しながら、無事に登山口へと帰還しました。

【3日目】旅の締めくくり!島グルメと嬉しいご褒美
登山の翌日は、前日とは打って変わって雲一つない見事な超快晴!「一日ズレていれば大快晴の登山だったのに…」という少し悔しい気持ちもありつつも、こればかりは気まぐれな自然相手の登山の醍醐味でもあります。
下山後は港の近くにあるお食事処で、利尻名物の鮮度抜群な「ウニ丼」を心ゆくまで堪能!濃厚な甘みが口いっぱいに広がり、登山の疲れが一気に吹き飛びました。さらに地酒を手に入れ、のんびりと海の見える街並みを散散策。すると前日、山の上で見つけられなかった幻の花「リシリヒナゲシ」が、なんと海沿いの道端に咲いているのを偶然発見!山での悔しさを吹き飛ばすような嬉しいサプライズプレゼントをもらい、大満足で帰路に就くことができました。

利尻山登山で押さえておきたい注意点&マナー
利尻山は離島の単独峰であり、厳しい自然環境が残る山です。安全に楽しむための重要なポイントをまとめました。
携帯トイレの持参が絶対マナー: 利尻山では貴重な環境と生態系を守るため、排泄物はすべて持ち帰るルールが徹底されています。コース上の各合目(6合目、8合目避難小屋、9合目)に設置された専用ブースを利用するため、専用の携帯トイレ袋を必ず持参しましょう。
激しい天候の変化と防寒・防水対策: 海に囲まれた独立峰のため天候が変わりやすく、強風や急激な気温低下が頻繁に起こります。夏場であっても高品質なレインウェアと防寒着は必須装備です。
十分な水分の持参と長丁場の体力配分: 標高差1,500m以上の長丁場になるため、事前の体力トレーニングと早出早着が基本です。途中に水場がないため、十分な飲み水(2L以上推奨)を確保して登りましょう。
まとめ:自然の試練と感動が詰まった百名山の旅!
雨やガスに翻弄された旅となりましたが、時折見えた幻想的な景色、雨に映える美しい高山植物、そして下山後の美味しい海の幸と、忘れられない思い出がぎゅっと詰まった素晴らしい利尻山登山となりました。
海抜ゼロから立ち上がる圧倒的なスケール感と豊かな自然を体験したい方は、ぜひ万全の準備を整えてこの素晴らしい名峰に挑戦してみてくださいね!





コメント