雪上歩行と花の谷川岳
- naky
- 7月1日
- 読了時間: 3分
【日 時】 2025年6月21日(土)夏至
【参加者】 6名
【天 気】 曇り時々晴れ
【行 程】
谷川岳ロープウェイ天神平駅 9:05~天神峠分岐 9:30~熊沢穴避難小屋 9:55/10:05~天狗の留り場 10:50/11:00~肩の小屋 12:10/12:40~トマの耳 12:45/12:50~オキの耳13:10/13:17~肩の小屋 13:40/13:50~天狗の留まり場 14:45/14:55~熊沢穴避難小屋15:20/15:30~天神峠分岐 15:50~天神平駅 16:10

自家用車組と電車バス組が谷川岳ロープウェイチケット売り場で合流。駐車場も空いていたし、人影も疎らで、一昨年の紅葉時の異常な大混雑が記憶にあるので、ちょっと拍子抜けした。谷川岳ロープウェイは経営が星野リゾートに変わり、呼称が「谷川岳ヨッホ」となったらしい。ヨッホとはドイツ語で鞍部のことだそうだ。
山上の天神平駅を出発すると、次第に霧が晴れてきた。陽ざしは無いがジトッと蒸し暑い。登山客は少なめだと思ったが、若いグループが次々と登ってきて道を譲りながら歩いた。熊沢穴避難小屋を過ぎると岩場が出てきて人が繋がってきた。岩場を通過し天狗の留まり場に着いて、頂上方向を見上げると、雪渓に人らしい黒い点々が連なって見える。結構な急斜面だ。ザンゲ岩を過ぎてまもなく、雪の斜面が目の前に現れた。肩の小屋へ上がる階段状のところが、急斜面の雪原になっている。1本のロープが張ってあり、登りと下りが同じルートなので、下りの人がいると、にっちもさっちもいかなくなって、渋滞している。雪面はシャーベット状で、登りはつま先を蹴り込んで登ることができた。下りの人は難渋していた。ここの通過に 10 分以上かかったかもしれない。
肩の小屋前で昼食後、トマの耳、オキの耳を目指した。登山道に雪は無い。あいにく曇り空で眺望は望めなかった。オキの耳に登頂後、引き返したが、登山道から少しはずれた斜面に、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ホソバヒナウスユキソウ、キバナノコマノツメなどが咲いていて、感激。花に詳しい S さん、I さんのおかげで見つけることが
できた。ここまでの登山道にもナエバキスミレ、テガタチドリ、シオガマ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、イワカガミ、マイヅルソウ、コケモモ、ゴゼンタチバナなどが見られた。
さて、肩の小屋下の雪原の下りは、用心にチェーンスパイクを付けたが、雪がシャーベット状なので、全く効かない。踵を蹴り込んでも崩れてしまう。ロープに掴まって時々滑りながら恐々下った。登りの人がいなかったので良かった。メンバーのなかには、少し離れた斜面をツボ足で下ったり、グリセードで下る人がいて、雪上訓練の大切さが身に染みた。要し
た時間は 20 分以上だったかもしれない。私はここで太腿の筋肉を使いすぎたので、68 番を2 袋飲んだが、ザンゲ岩のところで、とうとう右太腿内側が攣ってしまった。ボルタレンを塗ってしばらく休むと痛みが取れたので、歩き始めた。幸いにもその後は痛みが出なかった。
熊沢穴避難小屋を過ぎて下山口に近づくと、木道が出てくるが、朝は湿っていたのに帰りは乾いていて歩き易く、無事に天神平駅に着いた。ロープウェーも空いていた。下の駅に着いて、自家用車組と電車バス組に分かれて解散し、それぞれ帰路についた。(おわり)

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