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ツツジ満開

  • 執筆者の写真: naky
    naky
  • 5月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月30日


日時: 2025年5月24日(土) 曇り

場所: 加入道山、大室山

メンバー: T、S、S、K、A、I、O、N

行程: 登山口8:05…加入道山10:20/10:35…大室山12:00/12:05…

犬越路分岐12:10/12:45…加入道山13:50/14:00…登山口15:40


今回の会山行は、丹沢と道志山塊の境にある大室山。武蔵野から富士山を眺めると手前に見える大きな山で、富士隠しの名前でも知られている。ムロ、ムレは山を意味する言葉でもあり、富士山手前の大きな山であることは間違いない。以前から気になる山であった。

梅雨前線を伴った低気圧の影響で山行実施日を前倒しするか心配していたが、最終的に夕方まで天気が持つと判断し、当初計画どおりの土曜日の実施となった。ここ2、3日の初夏を思わせる天候とは異なり、北東からの高気圧の縁に守られ、肌寒い風が吹く中の山行となったが、心配していた雨も結局山行終了まで降らなかった。

 道志側からの登山道は、土砂崩れの影響で24年4月から通行止めとなっていたが、整備が完了し、4月15日から開通したとのこと。工事箇所は、高巻きとなって整備されていた。加入道山と白石峠への分岐手前の崩落箇所は、斜面を50cmほど深く切り込んで登山道を確保してあり、安全に通過できるよう整備されていた。整備工事を対応された方々に感謝である。

 奥多摩や丹沢の山にありがちなように、道志の湯から加入道山への登山道も、一気に750mあまりを駆け上がる。加入道山から大室山への稜線も平坦ではなく、登り下りを繰り返しており累積標高は1200mほどとなった。今回は天候に恵まれず、稜線からの富士の展望は分厚い雲にはばまれてしまったが、山頂付近は、ミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが満開であった。バイケイソウも有名らしく、至る所に群落があった。初夏にはバイケイソウを見にくる人もいるらしい。ヤマトリカブトも大きな群落をつくっており、秋口には紫色に埋め尽くされるだろう。犬越路分岐のテーブルで、西丹沢VCからの登山者がおられたが、檜洞丸のシロヤシオ目当てで新松田からのバスは満員だったということ。西丹沢のツツジは、どの山でも満開らしい。

 登りではみんな饒舌であったが、疲労が溜まってきた下りでは口数が少なくなった。斜面が急なこともあり、下山時に事故が多いことを肝に銘じて、注意深く下りて行った。事故もなく山行を終えられて本当に良かったと思う。駐車場で荷物の整理をしていて、丹沢名物のヒルの餌食となったのが2名と判明した。注意深く確認すると、登山靴の隙間にもまだ潜んでいる。途中の休憩時にやられた可能性がある。ヤマビルファイターなどの専用スプレー以外のディートを含んだ市販の虫除けスプレーでも効くらしいが、虫除けスプレーはこまめに塗っていないと雨などで流れてしまうらしい。

 ヒル確認の意味も込めて、山行の締めくくりとして道志の湯で疲れた体を癒した。露天に浸かっていると、心配していた雨が降り出したようで、ギリギリセーフということか。奥深い道志の山行での良い思い出となった。

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